抜きと浮き
久しぶりの動画のUPになります。
抜きと浮きの基本動作は、古武術応用を導入して以来、継続して行ってきました。
抜きとは、膝の力を急激に抜くことを言っています。浮きとは、膝の力を急激に抜くことにより足が浮く状態を言っています。
足が浮いた瞬間は、ちょうど氷の上に乗っているようにすべるようなターンができると考えています。回転のきっかけは、肩甲骨の引き上げを利用しています。捻ると遅くなるので使わないようにします。上に跳ぶのではなく、膝の抜きで足を浮かせます。足が床につくまでに回転します。
○ 歩きながら抜きを利用して90度ターン
以前UPしたものと違い、腰に手を当てていますが、これは上体のうねりを無くすためです。ターンのきっかけは、抜きとバランス崩しです。
○ なんば走りを応用した90度ターン
なんば走りを利用し、ターンのきっかけに肩甲骨の引き上げを利用することを目的にしています。
○ 蹴りジャンプ
ビデオ・バスケットボール革命で紹介されていたジャンプの幅を広げる練習です。蹴り出した足の勢いでジャンプし、後ろ足を前足の膝に引きつけるようにします。
○ 肩甲骨ジャンプ
肩甲骨の引き上げを連動させてジャンプします。なお、出町の選手で肩甲骨を自在に動かせる選手はいないので、肩の引き上げになっています。できるだけ膝を折らず、足裏全体が床から離れるように意識します。
○ 膝を折った状態から肩甲骨引き上げのジャンプ
膝を折った状態から、ジャンプしますが、踏み切りは母子球では無く、踵で踏み切ることをイメージしています。最初の動画に出ている選手は、骨盤の動きを誘導していません。腹を引っ込めた状態から突き出しながらジャンプするようにすれば股関節周辺の力をうまく誘導できると考えています。
1年生の選手です。指導前と指導後の違いを見てください。指導前は、ジャンプの前に膝を曲げる予備動作があります。また、母子球で踏み切っています。指導後は、予備動作を無くしていて、身体をうまく使うことで高く飛び上がれるようになっています。
○ 予備動作を無くしたジャンプ
シュートをイメージしていますが、リバウンドでも良いです。膝、腰に負担がかかるので練習後には、柔軟、ストレッチ等を入れるようにします。
○ 走りながらの切り替えし
ドリブルバックターンをイメージした練習です。これも軸足の抜きと肩甲骨の引き上げを利用しています。動画の動きは、まだまだ不十分です。ターンの後にお尻が突き出てバランスを保ち、身体が前に進んでいません。
ディフェンスのクロスステップをイメージしています。ターン後の足を大きく踏み出しているのは、2歩目以降の出足を鋭くするためです。ハムストリングの強化になりますが、尻が突き出ているのが残念です。
○ 壁を利用した抜き技の練習
これもビデオ・バスケットボール革命にあったものです。肩の使い方、身体の折りたたみ、前足の抜き等がポイントです。最後にちょこっとやり方の分っていない1年生が写っていますが、最初は皆こんなでした。
この他にも多数の練習がありますが、一部を紹介させていただきました。撮影したモデルはほとんどが2年生です。まだまだ動きが甘く伸びるよちはあります。これからも更にスピードが上がるよう練習していきます。
撮影日 平成15年7月25日